コレラ Cholera

感染ルート

食べものから
重要度:高
頻度:低
現在流行しているコレラは、19世紀以前に流行し、たくさんの犠牲者を出したコレラとは異なる型のコレラです。病原性も弱く、死亡率も2%程度と言われています。

どうやってうつる

コレラ菌に汚染された水や食料を摂取することによりうつります。

症状

感染して数時間から5日間の症状のない期間があった後、軽度の下痢または嘔吐が起こります(何の症状もない場合も少なくありません)。重症の場合、「コメのとぎ汁のような水様性便」が大量に(1日10リットル~数十リットル)排泄され、ただちに治療を行わないと死亡する可能性があります。

治療

抗生物質の投与と、下痢によって失われた水分を補給するための水分補給が行われます。

予防

コレラが流行している国では、生水、氷、生の魚介類を避けましょう。氷の上に飾られたカットフルーツや誤って飲んだプールの水から感染した例もあります。予防接種を行うこともできますが、効果は50%程度と言われています。

危険のある地域

アフリカの大部分、アジア、中南米の一部の地域で流行しています。

コレラのリスクのある国