ベラルーシ危険情報
●ベラルーシ南東部
:「十分注意してください。」(継続)

☆詳細については、下記の内容をよくお読みください。
1.概況
(1)治安は、比較的良好な状態にあると言われていますが、スリや強盗、
車上荒らし、置き引き等には日常から注意が必要です。
(2)2008年7月4日、首都ミンスクの中心部で、独立記念日を祝う野外コン
サート会場で爆弾の爆発があり、50人余りが負傷しました。その後、同
様の事件は発生しておらず、情勢は安定していますが、今後も、爆弾事
件が発生したことに留意の上、多くの人が集まる公共の場所及び施設等
では周囲に注意をするとともに滞在時間をなるべく短くする等、安全対
策をとるよう努めてください。
(3)2008年9月28日の下院議員選挙に際し、野党勢力による集会が行われ
ましたが、特に大きな混乱もなく、情勢は安定しています。ただし、不
測の事態を避けるため、集会やデモに興味本位で参加したり、近づいた
りすることは控えてください。
(4)南東部には1986年に起こったチェルノブイリ原子力発電所事故による
放射能汚染の影響が深刻な地域があります。
2.地域情勢
(1)南東部
:「十分注意してください。」
1986年、隣国ウクライナ(当時、ソ連邦)のチェルノブイリ(ウクラ
イナ・ベラルーシ国境より10Km)で発生した原子力発電所事故の際、風
向きの影響で多量の放射性物質がベラルーシに流されました。事故から
20年以上を経た現在でも放射能汚染の影響は深刻で、チェルノブイリ原
発に近い南東部の一部には、強制退去区に指定されている地域や放射能
値が1平方キロメートル当たり15キュリー以上(自然界での放射能値は
通常1平方キロメートル当たり1キュリー以下)の地域があり、放射能汚
染が人体に否定的な影響を与える可能性がありますので、同地域に渡
航・滞在を予定されている方は、健康管理や食物に十分注意してくださ
い。
(2)首都ミンスクを含むその他の地域
上記(1)以外の地域には危険情報は発出されていませんが、首都ミ
ンスクにおいては、2008年7月4日午前1時頃、首都ミンスクの中心部で、
独立記念日を祝う野外コンサートが行われていた会場で爆弾が爆発し、
一部報道によれば50人余りが負傷しました。その後、同様の事件は発生
しておらず、情勢は安定していますが、上記爆弾事件が発生したことに
留意の上、十分な安全対策をとるよう努めてください。特に多くの人が
集まる公共の場所及び施設等では、周囲に注意するとともに、滞在時間
をなるべく短くするよう心掛けてください。また、ミンスク市内では、
時折野党勢力の集会やデモが行われることがありますが、興味本位で集
会やデモに近づくことは控えてください。
2005年9月14日及び22日にビテプスク市(ベラルーシ北東部)で爆発
があり、22日の爆発では42人が負傷する事態となりました。政府はテロ
の可能性を否定しているものの、2件とも「ベラルーシ人民解放軍」と
いう組織が犯行声明を出しており、テロの可能性も排除できません。こ
のため、警備の手薄な地方へ渡航される方は、このような事件に巻き込
まれないよう注意してください。
3.滞在に当たっての注意
滞在中は、下記の事項に十分留意して行動し、危険を避けるようにして
ください。また、外務省、在ベラルーシ日本国大使館、現地関係機関等か
ら最新情報を入手するよう努めてください。
(1)渡航者全般向けの注意
(イ)ベラルーシに入国するには査証(ビザ)が必要です。日本又は各国
にあるベラルーシ大使館において必ず査証を取得してください。ベラ
ルーシ領を通過するだけであっても査証(通過査証(transit
visa))が必要となります(これまでは、ベラルーシに入国する場合、
1日当たり約15米ドルに滞在日数を乗じた金額、トランジットの場合
は約68米ドル以上の金額を所持していることが必要との規則がありま
したが、最近この規則は撤廃されました。)。
また、自動車でトランジットとしてベラルーシに入国する場合は、
指定された国際ルート以外の通行は認められません。
(ロ)入国審査に当たって、記載した出入国カードを提出してください。
出国部分は返却されるので、滞在中はパスポートと共に携行し、出国
までなくさないよう保管してください。ただし、ウクライナやポーラ
ンドなど近隣諸国から陸路で入国する場合、出入国カードが渡されな
い場合があります。出国の際にトラブルになる可能性があるので、入
国の際は必ず受け取るようにし、必要事項を記入の上、提出してくだ
さい。なお、出入国カードは、各国のベラルーシ大使館で事前に受け
取ることができます。
(ハ)ベラルーシ入国の際に、空港等で健康保険に加入する義務がありま
す。滞在日数に応じて保険料が設定されており、現在の保険料は、7
日間の滞在で4ユーロ相当のベラルーシ・ルーブルです。この保険は
国内保険という考え方であるため、事前に海外旅行保険に加入してい
る場合でも、すべての外国人はベラルーシの健康保険に加入しなけれ
ばなりません。
(ニ)ロシアからベラルーシに鉄道で入国する際は国境での入国審査が事
実上行われておりません。このため、鉄道で入国される方は、特に以
下の点に御注意ください。
(a)査証:査証を取得せず入国すると、不法入国の容疑で連行される
可能性があります。最近では鉄道でロシアからベラルーシを経由
し、ウクライナに向かっていた日本人が、ウクライナへ抜ける際の
出国審査でベラルーシの査証(通過査証)を取得していなかったた
めに、20日間拘束された例があります。
(b)健康保険:健康保険も加入する義務があります。目的地に着き次
第、滞在日数分の保険を保険会社(ベルゴスストラフ)で購入して
ください。
(ホ)ベラルーシに72時間以上滞在する場合には、入国後72時間以内に各
地に点在するオビール(外国人在留登録所)において在留登録を行う
必要があります。登録を行っていない場合、不法入国の疑いで連行さ
れる可能性がある上、空港で出国を許されないなどトラブルの原因と
なりますので、十分注意してください。登録の際には本人と身元保証
人のパスポートがそれぞれ必要となります。ただし、ホテルに滞在す
る場合は、ホテルが身元保証人となって登録を代行しますので問題あ
りません。また、年間を通じ90日以上滞在する場合は、内務省から短
期居住許可証を取得する必要があります。
(ヘ)税関規則に従えば、ベラルーシに3,000米ドル相当額以上の外貨を
持ち込む場合は、税関申告が必要です。また、ベラルーシから3,000
米ドル相当額以上の外貨を持ち出すには税関申告書を提示する必要が
あります。したがって、3,000米ドル相当額以上の外貨を持ち込む場
合、税関申告書に金額を明記し、空港内の赤ゾーン(申告ゾーン)で
申告してください。出国の際に未申告が明らかになった場合、全額没
収の可能性があります。その他、2リットルを超えるアルコールや、
200本を超えるタバコ、5個以上の宝石及び2個以上の腕時計は課税の
対象となります。
(ト)ベラルーシでは、身分証明書(パスポート)の携行が義務付けられ
ていますので、常にパスポートを携行するようにしてください。滞在
中、警察官等から提示を要求された際に、身分証明書(パスポート)
を携行していない場合、不法入国等の疑いで警察署等へ連行される可
能性がありますので注意してください。
(チ)食料品の残留放射能については、ベラルーシの調査機関が危険性の
有無を厳しく検査しています。そのため、現在では一般生活において
過度に健康への影響を心配する必要はないと言われています。しかし、
市場の周りなどで販売されている出所の分からない食品については注
意してください。
(2)観光旅行者向けの注意事項
(イ)公用語はベラルーシ語とロシア語となっていますが、首都ミンスク
市を始めとする都市部で一般に使われる言葉としてはロシア語が定着
しています。ただし、地下鉄や道路標識等はベラルーシ語で表示され
ています。市場や商店等では英語はほとんど通じません。
(ロ)公共交通機関やエレベーター等、一般人と一緒になる場所では特に
荷物や所持金に注意を払うことが必要です。比較的治安は良好とはい
え、非欧米系の外国人は町中でも目立ちやすいことを念頭に置いて行
動してください。日本人がスキンヘッド・グループなどの組織的な犯
罪組織の被害に遭ったとの報告はありませんが、怪しいグループを見
かけた際は、目を合わさない、極力近寄らないなどの注意が必要です。
(ハ)通貨はベラルーシ・ルーブルで、2009年10月現在のレートは1米ド
ル=2,760ベラルーシ・ルーブル、1ユーロ=4,030ベラルーシ・
ルーブルです。ホテルやデパート等に多くの両替所が設置されていま
すので、そこで米ドルやユーロから両替するのが一般的です。また、
市内各所に設置されているATMから、VISAカードやマスターカードな
どで現地通貨を引き出すことも可能です。トラベラーズチェックの認
知度も広がりつつあり、銀行で換金することが可能となっています。
ミンスク市内で日本円の両替は難しく、為替レートもよくありません。
また、首都以外の地方都市における日本円からベラルーシ・ルーブル
への両替はほぼ不可能です。
(ニ)近代的な医療設備の整った病院は少ないため、ベラルーシで十分な
治療を受けることは期待できません。持病のある方はもちろんのこと、
健康な方であっても、下痢止めや胃腸薬等を用意しておくようお勧め
します。また、念のため、出国前に緊急救援アシスタントサービスが
付加されている海外旅行保険に加入するようお勧めします。
(ホ)水道水は、衛生上ほとんど問題ありませんが、飲料には適していな
いので、フィルターを通して飲むか、市販のミネラルウォーターを購
入されるようお勧めします。また、ミンスク郊外にある井戸水は不衛
生なので飲まないでください。
(3)長期滞在者向けの注意事項
(イ)現地に3か月以上滞在される方は、緊急時の連絡などに必要ですの
で、到着後遅滞なく在ベラルーシ日本国大使館に在留届を提出してく
ださい。また、住所その他の届出事項に変更が生じたとき又はベラ
ルーシを去る(一時的な旅行を除く)ときは、必ずその旨を届け出て
ください。なお、在留届は在留届電子届出システム(ORRネット、
http://www.ezairyu.mofa.go.jp )による届出をお勧めします。また、
郵送、FAXによっても行うことができますので、在ベラルーシ日本国
大使館まで送付してください。
(ロ)常に連絡できる体制を維持し、緊急事態時に速やかな行動がとれる
よう日頃から配慮しておいてください。不測の事態が発生した場合は、
すぐに在ベラルーシ日本国大使館に連絡するようにしてください。
4.なお、隣国のロシアには別途「危険情報」が発出されていますので御留意ください。
(問い合わせ先)
○外務省領事サービスセンター(海外安全担当)
住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902
○外務省領事局海外邦人安全課
住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
電話:(代表)03-3580-3311(内線)5140
○外務省 海外安全ホームページ: http://www.anzen.mofa.go.jp/
http://www.anzen.mofa.go.jp/i/ (携帯版)
○在ベラルーシ日本国大使館
住所:Pr.Masherov 23/1,8th floor,220004,Minsk,
Republic of Belarus
電話: (375-17) 203-6233
FAX : (375-17) 211-2169
-

