ジンバブエ危険情報
● ヴィクトリア・フォールズ
:「十分注意してください。」(継続)
● 上記以外の地域
:「十分注意してください。」(引き下げ)

☆ 詳細については、下記の内容をよくお読みください。
1.概況
ジンバブエでは、2009年2月、主要三政党による包括的政府が樹立した
ことで、2008年3月の大統領選挙及び総選挙以降に継続していた政治的混
乱が一応の収束に向かい、市民生活は安定してきています。
また、2009年2月、外貨取扱許可制度が緩和され、あらゆる商取引での
外貨の利用が解禁されたことから、物価の高騰や食糧、ガソリン等の基本
的生活物資の慢性的な不足が解消しました。
しかしながら、人権問題の改善、法の支配の回復などの課題が解決され
ておらず、政治情勢は流動的であり、政情が急変することも考えられます
ので、渡航・滞在に際しては、現地の情勢に関する最新情報を入手するよ
う心掛けてください。
また、経済は改善してきているものの低迷が続いており、路上強盗、住
居侵入強盗などの犯罪に加えて、窃盗、置き引き、スリ等の一般犯罪が日
常的に発生しているので、十分な注意が必要です。
※2009年2月より外貨経済へ完全に移行したことから、ジンバブエ・ドル
(自国通貨)は流通しておりません。全ての商品及びサービスは、米ドル
及び南アフリカ・ランド等の外貨で決済されていますので、当国へ旅行、
滞在される方は、米ドルを持って入国することをお勧めします。
2.地域情勢
(1)ヴィクトリア・フォールズ
:「十分注意してください。」
2004年、同地観光業界の後援を得てツーリズム・ポリスが導入され、
観光客が違法な露店の物売りや闇両替などの被害に遭わないよう警戒を
強化しており、治安は、安定しています。近来、政府による治安対策強
化も行われ、観光客を標的とする被害は、報告されておりません。しか
しながら、ひとたび犯罪や事故が発生すると、通信(電話、携帯電話な
ど)が脆弱で度々不通となることから、警察などの関係機関への迅速な
通報や救援が困難となる可能性があり、また日本国大使館から遠距離に
あるため、事件・事故が発生した際に迅速な対応が困難な場合もありま
す。
つきましては、ヴィクトリア・フォールズに滞在中は、置き引き、窃
盗などの被害に遭わないよう周囲に目を配りつつ常に慎重に行動し、自
己の安全確保に十分注意してください。
(2)上記以外の地域
:「十分注意してください。」
(イ)ハラレ
2008年の大統領選挙及び総選挙前後には、憲法擁護団体と学生らに
よるデモや軍兵士らによる商店への襲撃、略奪行為、外貨違法両替商
への暴行等が発生しましたが、2009年2月に至ってようやく与野党協
働政府が発足し、政治的混乱の収束やインフレの改善等が進み、同選
挙前後に起きたような混乱した事態は発生しておらず、治安は安定傾
向にあります。
しかしながら、窃盗、路上強盗、住居侵入強盗などは散発的に発生
しており、十分な注意が必要です。
(ロ)ハラレ以外の地域
地方部では、干ばつ、天候不順、種子、肥料などの農業資材の不足
などから食料生産の減少、飢えの広まりが懸念されていますが、国連
等援助機関による人道的支援もあり、食料不足が緩和されつつありま
す。なお、最近では食料不足に起因する暴動などは発生しておらず、
また犯罪件数が減少する等治安は安定傾向にあります。
ジンバブエでは2008年8月から2009年7月にかけて全国でコレラの大
流行が発生し、4,000人以上の死者が出ました。また、2009年11月に
もマニカランド州チピンゲ郡(モザンビークとの国境)でコレラが発
生しました。汚染された井戸水が感染源と考えられ、当国の上水道、
下水道設備の不備が指摘されています。なお、各地では、赤痢等が断
続的に発生しており、ハラレや高地を除く地域では、マラリアも散発
していますので、十分な予防対策を心掛けてください。
また、スリ、置き引き等の窃盗が日常的に発生しており、特に旅行
者が列車、バス等で移動中に荷物を置き引きされる事案が発生してい
ます。手荷物に対する十分な注意が必要です。
このような情勢を踏まえ、これらの地域の危険情報を「渡航の是非
を検討してください。」から「十分注意してください。」に引き下げ
ます。
つきましては、これらの地域に渡航・滞在を予定されている方は、単
独行動や夜間の外出は避け、強盗、窃盗等、不測の事態に巻き込まれな
いよう十分注意するとともに、政治情勢が流動的であり政情が急変し得
ることも念頭に、現地の情勢に関する最新情報の入手を心掛けるように
してください。
3.滞在に当たっての注意
滞在中は下記の事項に十分留意して行動し、危険を避けるようにしてく
ださい。また、外務省、在ジンバブエ日本国大使館、現地関係機関等より
最新情報を入手するよう努めてください。
(1)渡航者全般向け注意事項
(イ)低迷が続く社会、経済状況を背景として、医師・看護師等の海外流
出、医薬品、医療機器等の不足が深刻になっており、医療機関(プラ
イベートクリニックを含む)の質が低下しています。
重篤な病気や怪我の場合、南アフリカ等に緊急移送する必要が生じ
ますので、必ず海外旅行保険に加入してください。また、医療機関へ
の受診に当たっては、支払いに際してクレジットカード等を受け付け
ないところが多いため、十分な現金(米ドル)を用意するようにして
ください。
(ロ)日本人が遭った被害状況としては、スリ、置き引き、窃盗、路上強
盗、スマッシュ・アンド・グラブ(交差点等で停車している際、窓ガ
ラスを割り車内に手を伸ばして荷物をひったくる手口)等が挙げられ
ます。詳しい犯行手口については、外務省海外安全ホームページ・ジ
ンバブエの「安全対策基礎データ」を御参照ください。
(ハ)旅行等で短期滞在される方についても、在ジンバブエ日本国大使館
に対し、その所在等を速やかにお知らせください。なお、不測の事態
への対処のため、日本国大使館より連絡する場合もありますので、常
に所在を明確にし、御自身の滞在先を本邦の留守家族に連絡しておく
ことをお勧めします。また、不測の事態に遭遇した場合には、必ず日
本国大使館へ連絡してください。
(ニ)夕刻及び夜間の外出は避けて、外出の際には必ず車で移動し、防犯
や警備対策に心掛けてください。特に、単独での夜間外出は控えると
ともに、目立たない行動を心掛ける必要があります。
(ホ)車で移動する際には、ドアは必ずロックし、荷物は外部から目の届
かないところに置いてください。また、停車する際には周囲に注意
し、特にスマッシュ・アンド・グラブには注意してください。
(へ)首都ハラレ市以外の地方都市に車両で移動する場合は、あらかじめ
現地のガソリン供給状況を確認し、場合によっては予備のガソリンを
十分に準備してください。
(ト)人口密集地帯や貧困層の多い地区やフリーマーケットでは、一般犯
罪が頻繁に発生していますので、なるべく近づかないようにしてくだ
さい。
(チ)公共の場所等では政治的発言を控えるとともに、政治集会やデモを
始め、土地改革問題により依然混乱がみられる農場地帯等には極力近
づかないようにしてください。
(2)観光旅行者向け注意事項
(イ)夕刻及び夜間の徒歩での外出は避けてください。
(ロ)最近、リュック等を携行している外国人(日本人を含む)旅行者が
外出時に、リュックを奪われたり、荷物の中身をすられたりしていま
すので、パスポートや現金その他貴重品等は分散して所持し、外出時
のバッグやリュック等の携行は控えてください。
(ハ)現地で観光ツアーを予約する場合は、宿泊しているホテル内のツア
ー・デスクや大手旅行会社を通じて行うようお勧めします。
(ニ)南アフリカのヨハネスブルグ空港で乗り換え、ヴィクトリア・フォ
ールズに行く際、飛行機預け入れ荷物のカギが壊され中身を盗まれた
り、荷物そのものがロストバゲージとなる例が目立ちます。貴重品、
カメラ、ビデオなどの他、若干の着替えなども機内持ち込み荷物にす
るなどの用心が必要です。また、要すれば、飛行機預け入れ荷物はヨ
ハネスブルグで一旦引取り、その後、改めてチェック・インする方が
安全ですので御留意ください。
(ホ)2007年、ハラレ市郊外にあるライオン・チーター・パークで、観光
客が飼育員と一緒にライオンの子供と触れ合っていたところ、突然襲
われ、頭及び足に重傷を負いました。また、2005年にも、観光客が同
パークで檻の中に入ってライオンの写真撮影をしていたところ、ライ
オンに襲われて死亡する事故が発生しています。同パークでは、これ
までにライオンに襲われる事件が合計3件報告されていますので、御
注意ください。
(ヘ)2007年、邦人旅行者が、ハラレのバスターミナルで写真撮影をして
いたところ、警察官に拘束される事件が発生しました。撮影禁止の表
示のある区域はもとより、人が並んだり、人が多く集まるところでの
撮影も禁止されていますので、御注意ください。
(3)長期滞在者向け注意事項
(イ)現地に3か月以上滞在される方は、緊急時の連絡などに必要ですの
で、到着後遅滞なく在ジンバブエ日本国大使館に「在留届」を提出し
てください。また、住所その他の届出事項に変更が生じたとき又はジ
ンバブエを去る(一時的な旅行を除く)ときは、必ずその旨を届け出
てください。なお、在留届は、在留届電子届出システム(ORRネット、
http://www.ezairyu.mofa.go.jp )による登録をお勧めします。
また、郵送、FAXによっても行うことができますので、在ジンバブエ
日本国大使館まで送付してください。
(ロ)犯罪に巻き込まれることを避けるためにも、いつでも犯罪の被害者
になり得るとの自覚を持って行動し、外出時は車を利用し、警備強度
の高いレストランなどを利用する、単独で行動しない、行き先を家族
・知人などに告げ、携帯電話などの通信手段を常に確保する等工夫し
てください。
(ハ)住居侵入盗による邦人の被害が報告されていますので、住居等の防
犯対策にも万全を期してください。
(ニ)万一犯罪被害に遭った場合は、警察等に通報するとともに、直ちに
日本国大使館に連絡してください。関連情報の提供により他の方の被
害(災害)を防ぐことができる場合も多々あります。
(ホ)外出中に不測の事態が発生した場合は、事態が沈静化するまで近く
の安全な場所で待機するとともに、必ず日本国大使館に連絡するよう
協力願います。
(へ)燃料不足、停電等の不測の事態に備え、緊急用燃料・食料・飲料水
等の備蓄をお勧めします。
(4)隣国のザンビア、南アフリカ、ナミビア及びモザンビークの危険情報
にも御留意ください。
(問い合わせ先)
○外務省領事局海外邦人安全課
住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
電話:(代表)03-3580-3311(内線)2306
○外務省領事サービスセンター(海外安全担当)
住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
電話:(代表)03-3580-3311(内線)2901
○外務省 海外安全ホームページ: http://www.anzen.mofa.go.jp/
http://www.anzen.mofa.go.jp/i/ (携帯版)
○在ジンバブエ日本国大使館
住所:4th Floor Social Security Centre, Corner Sam Nujoma Street
/ Julius Nyerere Way, Harare, The Republic of Zimbabwe.
電話:+263-4-250025~7(代表)
+263-11-202086(24時間緊急電話)
FAX :+263-4-250111
E-Mail:zryoji@utande.co.zw(日本語可)
ホームページ: http://www.zw.emb-japan.go.jp/
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