サウジアラビア危険情報

木曜日, 2月 18, 2010
By Minmin

●ジーザーン州、アシール州、ナジュラーン州のイエメンとの国境地帯
:「渡航の延期をお勧めします。」(引き上げ)
●東部州のイエメンとの国境地帯及びイラクとの国境地帯
:「渡航の是非を検討してください。」(継続)
●上記地域を除く全土
:「十分注意してください。」(継続)

☆詳細については、下記の内容をよくお読みください。

1.概況
(1)サウジアラビア(以下、サウジ)では、2003年5月から2004年末にかけ
て各地でテロが相次ぎましたが、サウジ治安当局のテロ取締り強化等に
より、2005年以降は大規模なテロは発生しておらず、治安は安定しつつ
あるとみられていました。

(2)しかしながら、2009年8月にジッダでムハンマド内務次官に対する暗殺
未遂事件が起きたほか、同年10月にはジーザーン州でテロの準備のため
にジッダに移動していたとみられるテロリストと治安当局との間で銃撃
戦が発生しました。また、テロリスト及び支援者の逮捕、武器・弾薬、
現金の押収が続いており、依然としてテロ組織が一定の攻撃能力を維持
している可能性があります。

(3)アル・カーイダ系とみられるウェブサイト等で「湾岸における西側権
益の一掃」や「サウジにおけるテロ」を呼び掛ける声明等が発出されて
おり、また、アル・カーイダ関係者を名乗る者が、日本を標的とする旨
の声明を発した経緯もあり、日本人及び日本権益に対するテロにも引き
続き十分警戒する必要があります。

(4)2009年11月3日、イエメンとの国境地帯でサウジへの侵入を図る武装勢
力とサウジ軍・治安当局との武力衝突が発生し、現在も戦闘が継続して
います。国境線付近の戦闘地域はサウジ治安当局によって封鎖されてい
ますが、同地域外でも武装勢力メンバーが拘束される事案が発生してい
ます。

2.地域情勢
(1)ジーザーン州、アシール州、ナジュラーン州のイエメンとの国境地帯
:「渡航の延期をお勧めします。」
イエメン国内で不安定な情勢が続いていることに加え、2009年11月に
国境地帯においてサウジへの侵入を図る武装勢力とサウジ当局との間で
武力衝突が発生し、同州のイエメン国境地帯は現在も危険な状態が続い
ていることから、「渡航の是非を検討してください。」から「渡航の延
期をお勧めします。」に引き上げます。

つきましては、これら3州のイエメン国境地帯に渡航・滞在を予定さ
れている方は、どのような目的であれ渡航を延期するようお勧めします。
やむを得ず渡航・滞在される場合には、在サウジアラビア日本国大使館
または在ジッダ日本国総領事館と緊密な連絡を維持し、最新の治安情報
の入手に努め、不測の事態に巻き込まれないよう具体的な安全対策を講
じてください。

(2)東部州のイエメンとの国境地帯及びイラクとの国境地帯
:「渡航の是非を検討してください。」
イラクやイエメンの一部地域では不安定な情勢が続いており、両国と
の国境管理は万全とは言えず、特にイエメンとの国境周辺では密出入国
及び密輸の摘発が頻発しています。

つきましては、東部州のイエメンとの国境地帯及びイラクとの国境地
帯に渡航・滞在される方は、渡航の是非を含め自らの安全につき真剣に
検討され、渡航・滞在する場合には、在サウジアラビア日本国大使館又
は在ジッダ日本国総領事館と緊密な連絡を維持し、最新の治安情勢を注
視しつつ、十分な安全対策を講じてください。

(3)上記地域を除く全土
:「十分注意してください。」
(イ)リヤド州及び同州近郊
リヤド州では、2003年から2004年末にかけて外国人及びサウジ当局
双方を標的とするテロ(下記事例参照)が続発しましたが、2005年以
降、テロは発生していません。他方、容疑者の逮捕及び武器類の押収
は続いています。
<過去の事例>
○2003年5月、外国人が主に居住する3ヶ所のコンパウンド(外国人用
複合住居施設)に対する自爆テロ(26人死亡、日本人3人を含む194
人が負傷)
○同年11月、リヤド市内のアラブ系住民が居住するコンパウンドに対
する自爆テロ(17人死亡、122人負傷)
○2004年4月、リヤド市中心部に所在する内務省交通警察ビルに対する
自爆テロ(6人死亡、146人負傷)
○同年12月、内務省本部及び緊急特別部隊本部付近で連続爆弾テロ
(4人負傷)
(ロ)マッカ州、マディーナ州、東部州(イエメン国境地帯を除く)
上記3州では、これまで石油関連施設等をねらったテロが発生して
います。2004年5月にマディーナ州ヤンブーの米国系石油関連企業と
東部州アル・コバルの外資系石油企業及びコンパウンドへの襲撃事件
が発生し、多数の外国人が死傷しました。2006年2月には東部州アブ
カイクの石油関連施設に対するテロが発生しています。
このほか、2007年2月には、マディーナからマダインサーレ遺跡に
向かうルート上の砂漠地帯で幹線道路から逸れて行動したフランス人
9人のグループが車両移動中にテロリストの銃撃を受け、4人が死亡す
る事件が発生しました。
また、ジッダ(マッカ州)では、2004年12月に在ジッダ米国総領事
館が襲撃されたほか、同総領事館に対する発砲事件(2006年5月)、
テロリスト取締りに伴う銃撃戦(2006年8月)、ルワイズ刑務所襲撃
(2006年12月)、ムハンマド内務次官暗殺未遂事件(2009年8月)等
が発生しています。
その他、テロ支援に関係するとみられるグループの逮捕及び武器類
の押収が続いています。
(ハ)上記以外の各州
上記以外の各州は、州内にテロの標的となるような場所は少ないも
のの、移動中のテロリストと警備当局との間で銃撃戦が発生したほか、
テロのためとみられる武器・爆発物部品などが摘発されるなど、テロ
リストが往来・潜伏するルートとなっている可能性があります。
サウジ治安当局の能力向上及びテロ取締り強化により、治安は安定
しつつあると見られていましたが、イラク、イエメン等の不安定地域
との国境管理が万全とは言えないことや、相次ぐ逮捕、武器・弾薬、
現金の押収等を勘案すると、サウジにおけるテロの脅威は払拭された
とは言えない状況です。

つきましては、サウジに渡航・滞在される方は、自らの安全につき十分
注意してください。なお、既に滞在されている方については、在サウジア
ラビア日本国大使館又は在ジッダ日本国総領事館と緊密な連絡を維持し、
最新の治安情勢を注視しつつ、十分な安全対策を講じてください。

3.滞在に当たっての注意
滞在中は下記事項に十分注意して行動し、危険を避けるようにしてくだ
さい。また、外務省、在サウジアラビア日本国大使館、在ジッダ日本国総
領事館、現地関係機関、報道等により、最新情報を入手するよう努めてく
ださい。
(1)車両で外出する際には、駐車場所の選定に配慮(人通りの多い場所に
駐車する、警備員等看守者の近くに駐車するなど)するとともに、車体
の異常の有無(特に車体の下部)について目視による確認を行ってくだ
さい。

(2)外出する際には、昼間のうちに所用を済ませ、夜間の外出は控えるよ
うにしてください。ホテルやショッピングモール等多数の人が集まる場
所では周囲への警戒を怠らず、事前に非常出口等の場所を確認しておく
等、常に不測の事態に備えてください。また、移動経路や時間を変更す
るなど、行動のパターン化を避けてください。

(3)欧米系関係施設及び欧米系の外国人が頻繁に出入りする場所を訪問す
る際には、施設内外の不審者、不審車両及び不審物の有無等、周囲の状
況に気を配り、テロ等不測の事態に巻き込まれないよう自らの安全確保
に十分注意を払ってください。

(4)治安当局によるテロ組織のアジト摘発の際に、爆弾が仕掛けられた携
帯電話や無線機が押収されていますので、不審物を見かけた際には、近
づいたり接触しないようにしてください。

(5)コンパウンドの入居者及びコンパウンドを訪問される方は、周囲の状
況を確認するとともに、管理者がどのような安全対策を講じているのか
確認してください。また、安全対策が不十分と判断される場合には、管
理者に対して改善を申し入れるなど、安全確保のために必要な措置を講
じてください。

(6)サウジにおいては、コンパウンドの襲撃や、自宅とショッピングセン
ター等との往復時に襲撃される事件が発生したほか、厳重な警備を敷い
た米国公館が襲撃される事件が発生した点も考慮し、事務所や自宅の警
備には十分な対策をとるようお勧めします。

(7)治安当局の取締強化に伴い、テログループとの間で銃撃戦が発生する
場合もあり、治安部隊・警察関係者が集結しているような地域には近づ
かない等、摘発の際の銃撃戦に巻き込まれない注意が必要です。

(8)現地では、運転マナーが悪い上、スピードの出し過ぎ等による事故が
多発していることから、現地で車を運転される方は細心の注意が必要で
す。

(9)現地に3か月以上滞在される方は、緊急時の連絡等に必要ですので、
到着後遅滞なく在サウジアラビア日本国大使館又は在ジッダ日本国総領
事館に「在留届」を提出してください。また、住所その他届出事項に変
更が生じたとき又はサウジから去る(一時的な旅行を除く)ときは、そ
の旨の届出(変更及び帰国届)を行ってください。さらに、3か月以内
の滞在であっても、緊急事態が発生した際、大使館又は総領事館から連
絡しますので、緊急連絡先、滞在予定等を大使館又は総領事館に連絡し
てください。
なお、「在留届」は、在留届電子届出システム(ORRネット、
http://ezairyu.mofa.go.jp/ )による登録をお勧めします。また、郵
送、FAXによっても行うことができますので、在サウジアラビア日本国
大使館又は在ジッダ日本国総領事館まで送付してください。

(問い合わせ先)
○外務省領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐に関する問い合わせを除く)
住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
電話:(代表)03-3580-3311(内線)5139
○外務省領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐に関する問い合わせ)
住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
電話:(代表)03-3580-3311(内線)3399
○外務省領事サービスセンター(海外安全担当)
住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902
○外務省 海外安全ホームページ: http://www.anzen.mofa.go.jp/
http://www.anzen.mofa.go.jp/i/ (携帯版)
○在サウジアラビア日本国大使館
住所:A-11 Diplomatic Quarter, Riyadh, Saudi Arabia
電話: (966-1) 488-1100
FAX : (966-1) 488-0189
ホームページ:http://www.ksa.emb-japan.go.jp/
○在ジッダ日本国総領事館
住所:Al-Islam St. No.32 Jeddah, 21431, Saudi Arabia
電話: (966-2) 667-0676
FAX : (966-2) 667-0373
ホームページ: http://www.jeddah.ksa.emb-japan.go.jp/

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