コンゴ共和国危険情報

金曜日, 6月 4, 2010
By Minmin

コンゴ共和国

●プール地方南部(首都ブラザビルを除く)
:「渡航の延期をお勧めします。」(継続)
●首都ブラザビル及びクイール地方
:「十分注意してください。」(継続)
●上記以外の地域
:「十分注意してください。」(引き下げ)

☆詳細については、下記の内容をよくお読みください。

1.概況
(1)コンゴ共和国では、2009年7月に大統領選挙が平穏裡に実施され、サ
ス・ンゲソ大統領が再選されました。同年8月に再任した同大統領は、
新内閣とともに経済再建に取り組んでいます。反政府勢力の活動は沈静
化しつつあり、長い間続いた内戦(1997年~2003年)からの復興も順調
に進んでいますが、国民の間には、内戦で疲弊した後遺症や不安感がい
まだに払拭されずに残っています。

(2)世界的な経済不況により、コンゴ共和国の国家収入を支える原油や木
材の価格が下落しているため、未だに職に就けない旧反政府勢力兵士の
不満や雇用率の悪化により、治安が悪化することも考えられます。

(3)コンゴ共和国はマラリアに感染するおそれのある地域です。熱帯熱マ
ラリアは発症すると進行が速いことが多く、適切な治療が遅れれば死亡
する場合もあります。

2.地域情勢
(1)プール地方南部(首都ブラザビルを除く)
:「渡航の延期をお勧めします。
プール地方を拠点とする反政府勢力であるレジスタンス国民会議
(CNR、通称ニンジャ)は、2008年6月に旧ニンジャ兵の指導者であるフ
レデリック・ビツァング氏がニンジャ部隊を解散する旨を発表しました。
しかし、その後もニンジャ兵は政府の重要な輸送手段である列車などへ
の襲撃を繰り返し、2008年7月には列車の警備員が射殺される事態も発
生しました。こうした中、政府は2009年2月に世界銀行の資金協力を得
て大規模な武器買い取り事業を推進し、同年6月にも政府の資金準備に
より更に同事業を推進した結果、相当数の武器回収に成功しました。ま
た、2009年12月には、ビツァング氏が和平推進のための公的地位に就任
したことから、ニンジャ兵の活動は沈静化に向かっています。しかしな
がら、プール州南部のミンドゥリ市周辺では、未だに武器を隠し持った
残兵による列車強盗等が散発的に発生していることや、ニンジャ兵の社
会復帰支援の遅れ等の問題もあり、しばらくの間は同地方南部の地域情
勢には十分な注意が必要です。

つきましては、同地域に渡航・滞在を予定されている方は、いかなる
目的であれ、渡航の延期をお勧めします。

(2)首都ブラザビル
:「十分注意してください。
(イ)2003年の停戦合意協定、2005年のニンジャの武装解除と合法政党へ
の転換の後、政府と反政府勢力との間の和平は進展し、政情は安定し
治安は改善されました。しかし、2007年9月には治安部隊と元ニンジ
ャ兵との間で銃撃戦が発生するなど、十分な注意が必要です。
(ロ)2007年3月、隣国コンゴ民主共和国において、同国のベンバ上院議
員(前副大統領)の私兵と同国政府軍との間で銃撃戦が発生し、ブラ
ザビル市付近に砲弾が着弾したほか、ベンバ上院議員の私兵が一時的
避難のため、コンゴ川を渡り不法に入国した可能性があります。この
ため、コンゴ民主共和国の情勢の推移によってはブラザビルにも影響
が及ぶ可能性もありますので十分注意してください。

(3)クイール地方
:「十分注意してください。
(イ)州都ポワント・ノワールを中心としたクイール地方は、石油生産基
地で外国人も多数働いていることから、他の地域に比べて、社会基盤
(インフラ)も比較的整備されています。また、政府軍や警察が取締
りを強化している地域であることから、同州全域において治安は比較
的安定しています。
(ロ)一方、2007年2月、保健省は、ポワント・ノワール周辺で約2800人
がコレラ類似の疾患にかかり、少なくとも40人が死亡したと発表しま
した。雨期に溢れ出た下水が現地住民居住区の井戸等を汚染したこと
が原因とされていますので、現地での飲食物には注意してください。

(4)ニアリ地方及びブエンザ地方
:「十分注意してください。
かつては、反政府勢力であったリスバ前大統領派民兵「ココイユ」の
活動地域でしたが、政府が武器買い取り事業を進めた結果、治安は大き
く改善され、復興も進んでいます。従って、これら地方の危険情報を
「渡航の是非を検討してください。」から「十分注意してください。」
に引き下げますが、プール地方に接しているブエンザ地方東部では、未
だ武器を隠し持っている者や旧ニンジャ兵の往来も危惧されるため、細
心の注意が必要です。

(5)リアクラ地方
:「十分注意してください。
ウバンギ川周辺では、コンゴ民主共和国から大量の難民が避難してい
ますが、住民との間のトラブルその他の大きな問題は発生していません。
従って、同地方の危険情報を「渡航の是非を検討してください。」から
「十分注意してください。」に引き下げますが、依然として、不安定な
状態にありますので、注意が必要です。

(6)キュベット地方及びサンガ地方
:「十分注意してください。
西部地域はエボラ出血熱の発生地域で、2005年にはキュベット地方で
エボラ出血熱により10人が死亡しましたが、その後現在までエボラ出血
熱は発生していませんので、これら地方の危険情報を「渡航の是非を検
討してください。」から「十分注意してください。」に引き下げます。
なお、近年の調査・研究によって特定された人への感染源である、チン
パンジー、ゴリラ等の野生サル類及び小型レイヨウなどの野生動物は熱
帯雨林の奥地に生息するため、通常の旅行者が接触・感染する機会はあ
りませんが、現地住民が捕獲して路上等で販売している野生動物の肉
(BUSH MEAT)に触れることは避けるようにしてください。

3.滞在に当たっての注意
滞在中は、下記の事項に十分注意して行動し、危険を避けるようにして
ください。また、在ガボン日本国大使館(コンゴ共和国には日本の大使館
はなく、在ガボン日本国大使館が兼轄しています。)に滞在先や連絡先を
通報するなど連絡を密にし、さらに、外務省、在ガボン日本国大使館、現
地関係機関等より最新情報を入手するよう努めてください。
なお、コンゴ共和国は国際電話回線事情が悪いため、事件・事故等が発
生した場合の迅速な対応が困難となる恐れもあります。万一、事件・事故
に巻き込まれた場合には、あらゆる手段を利用し、在ガボン日本国大使館
に連絡してください。
(1)渡航者全般向けの注意事項
(イ)日本人渡航者が少ないこともあり、日本人を被害者とする事件は報
告されていません。しかし、事件に巻き込まれる可能性は十分考えら
れますので、外出の際には身の周りの安全に十分気を付けてください。
(ロ)多額の現金や大きなカバン、目立つ装飾品を身に着けての外出は控
えてください。
(ハ)自動車に乗車中は、ドアを必ずロックし、窓は開けないようにして
ください。
(ニ)首都ブラザビルは比較的平穏ですが、夜間の外出は、徒歩はもちろ
んタクシーを利用する場合であっても危険ですので控えてください。
(ホ)昼間も地元市場等の不特定多数が集まる場所への立ち寄りは十分注
意してください。
(ヘ)陸路コンゴ共和国へ入国する場合には、事件・事故に巻き込まれて
も緊急連絡のための通信手段が確保できず、迅速な対応が非常に困難
ですので、陸路での入国はできる限り避けてください。
(ト)鉄道は、民兵に襲撃されたり、レールの老朽化に起因する事故に遭
遇するおそれがあるので、極力利用しないでください。
(チ)治安当局による検問には素直に応じるとともに、身分を証明するも
のを常時携行してください。
(リ)降雨など気象条件の変化等により、各種感染症の発生・流行が懸念
されます。渡航に当たっては各種予防接種を受けるほか、生活環境全
般における衛生管理の徹底を図るとともに、上下水道が整備されてい
ない地域に渡航される場合には十分な疾病、衛生対策をとることをお
勧めします。
(ヌ)マラリアに罹患すると風邪によく似た症状がみられます。防蚊対策
を十分に講じた上、万一そのような症状が現れた場合には、マラリア
を疑い血液検査を受けるなど適切に対処してください。
(ル)コンゴ共和国では、航空便の運航スケジュールが不安定であり、ま
た整備の行き届いていない航空機も運航されています。同国に赴く際、
航空会社の利用・選定に当たっては、事前に綿密な情報収集を行う等、
十分注意してください。

(2)長期滞在者全般向けの注意事項
(イ)現地に3か月以上滞在される方は、緊急時の連絡等に必要ですので、
到着後遅滞なく在ガボン日本国大使館(コンゴ共和国を兼轄)に「在
留届」を提出してください。また、住所その他の届出事項に変更が生
じたとき又はコンゴ共和国を出国する(一時的な旅行を除く)ときは、
必ずその旨を届け出てください。
なお、在留届は、在留届電子届出システム(ORRネット、
http://www.ezairyu.mofa.go.jp/ )による登録をお勧めします。
また、郵送、FAXによっても行うことができますので、在ガボン日本
国大使館まで送付してください。
(ロ)不測の事態に備え、食料、飲料水、必要な医薬品を備蓄しておくと
ともに、パスポート、貴重品、衣類等をいつでも持ち出せるように準
備しておいてください。また、自家用車はガソリンを満タンに保ち、
常に良好な状態にしておいてください。

(3)隣国のガボン、カメルーン、中央アフリカ、アンゴラ及びコンゴ民主
共和国に対しても、それぞれ危険情報が発出されていますので御留意く
ださい。

(問い合わせ先)
○外務省領事局海外邦人安全課(医療関係以外)
住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
電話:(代表)03-3580-3311 begin_of_the_skype_highlighting              03-3580-3311      end_of_the_skype_highlighting(内線)2306
○外務省領事局政策課(医療関係)
住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
電話:(代表)03-3580-3311 begin_of_the_skype_highlighting              03-3580-3311      end_of_the_skype_highlighting(内線)2850
○外務省領事サービスセンター(海外安全担当)
住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
電話:(代表)03-3580-3311 begin_of_the_skype_highlighting              03-3580-3311      end_of_the_skype_highlighting(内線)2902
○外務省 海外安全ホームページ: http://www.anzen.mofa.go.jp/
http://www.anzen.mofa.go.jp/i/ (携帯版)
○在ガボン日本国大使館(Ambassade du Japon au Gabon)
(コンゴ共和国を兼轄)
住所:Boulevard du Bord de Mer, B.P.2259, Libreville, Gabon
電話: (241) 732297
FAX : (241) 736060

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