エクアドル危険情報

金曜日, 2月 5, 2010
By Minmin

●スクンビオス県(南部ナポ川周辺の一部地域を除く)、オレジャアナ県
(フランシスコ・デ・オレジャアナ市及び北部ナポ川周辺の一部地域を
除く)、カルチ県(南東部を除く)
:「渡航の延期をお勧めします。
(退避の可能性も検討してください。)(継続)
●エスメラルダス県北部、カルチ県南東部、トゥングラウア県トゥングラ
ウア火山周辺
:「渡航の是非を検討してください。」(継続)
●スクンビオス県南部及びオレジャアナ県北部のナポ川周辺の一部地域並
びにオレジャアナ県フランシスコ・デ・オレジャアナ市、エスメラルダ
ス県南部、首都キト市、グアヤキル市、ロハ県サポティージョ市南部、
モロナ・サンチアゴ県チウィンサ市郊外及びサン・ファン・ボスコ市郊
外、サモラ・チンチペ県エル・パングイ市郊外
:「十分注意してください。」(継続)

☆詳細については、下記の内容をよくお読みください。

1.概況
(1)2009年4月の大統領選挙により再選されたコレア大統領は、種々の法改
正をはかっていますが、これに反対する先住民組織、教職員組織、学生
組織等は2009年秋より抗議活動を活発化させています。2010年1月21日か
らは上記の各種組織が合同で抗議活動を開始する旨発表しており、治安
情勢の不安定化が懸念されています。

(2)コロンビアと国境を接するスクンビオス県、カルチ県及びエスメラル
ダス県の北部地域並びにオレジャアナ県では、コロンビア系反政府ゲリ
ラ勢力の浸透による凶悪犯罪や、薬物・武器の密輸の増加が問題となっ
ています。2005年8月には、スクンビオス及びオレジャアナ両県におい
て住民等が民間石油会社に雇用枠の拡大等を訴え、火炎瓶を投擲したり、
石油パイプラインを爆破したりしています。また、2008年3月1日、スク
ンビオ県北部の国境地帯において、コロンビア軍が、エクアドル領内に
あるコロンビアの非合法武装勢力を越境攻撃しました。エクアドル政府
は、コロンビアとの国交を断絶するとともに、同県北部国境地帯に政府
軍を増強配備するなど、隣国コロンビアとの間で緊張した状態が続いて
います。

(3)首都キト市やグアヤキル市においては、強盗を始めとする凶悪犯罪が
依然として高い水準で発生しています。その被害は日本人を含む外国人
観光客にも及んでいます。

2.地域情勢
(1)スクンビオス県(南部ナポ川周辺の一部地域を除く)、オレジャアナ
県(フランシスコ・デ・オレジャアナ市及び北部ナポ川周辺の一部地域
を除く)、カルチ県(南東部を除く)
:「渡航の延期をお勧めします。」(退避の可能性も検討してください。)
スクンビオス、オレジャアナ両県においては、コロンビア武装革命軍
(FARC)や民族解放軍(ELN)などのコロンビアの反政府ゲリラ組織勢
力を背景とする犯罪組織による殺人事件や誘拐事件が多発しています。
また、2005年8月には両県の住民等が民間石油会社に雇用枠拡大等を訴
えて、同社施設に火炎瓶を投擲したり、石油パイプラインを爆破したり
しました。また、2008年3月1日には、スクンビオ県北部国境地帯におい
て、コロンビア軍がエクアドル領内にあるコロンビア武装革命軍
(FARC)の拠点を越境攻撃しました。このコロンビア軍による攻撃に伴
い、エクアドル政府は、コロンビアとの国交を断絶するとともに、同県
北部国境地帯に軍隊を増強配備するなど、コロンビアとの間で緊張が高
まっています。カルチ県(南東部を除く)においても、コロンビアの
FARC等反政府ゲリラ組織勢力や極右民兵組織コロンビア自警軍連合
(AUC)などの武装勢力が浸透しており、掃討目的で派遣されている軍
・警察との間で緊張状態が続いています。
つきましては、これら地域への渡航(国境通過を含む)は、目的のい
かんを問わず渡航の延期をお勧めします。また、既に滞在中の方は、退
避の可能性も検討してください。

(2)カルチ県南東部、エスメラルダス県北部、トゥングラウア県トゥング
ラウア山周辺地域
:「渡航の是非を検討してください。」
(イ)カルチ県南東部は、警察の活動が奏功し、同県の他の地域に比べて
治安の改善が認められます。しかし、現地の情勢は依然として不安定
ですので、注意が必要です。
また、コロンビアに隣接するエスメラルダス県北部では、コロンビ
アの反政府ゲリラ武装勢力の影響が引き続きみられます。特にエスメ
ラルダス市よりも北部の各地域は、警察官の常駐施設や医療機関がほ
とんどなく、不測の事態が発生した際には、エクアドルの治安機関等
の援助を求めることが極めて難しい地域となっています。
つきましては、カルチ県南東部及びエスメラルダス県北部に渡航を
予定されている方は、その是非を含めて自らの安全について真剣に検
討され、やむを得ず渡航される際には、事前の情報収集等安全対策を
十分に準備されるようお勧めします。この地域の最新詳細情報につい
ては、在エクアドル日本国大使館に確認してください。
(ロ)トゥングラウア県トゥングラウア山周辺地域
2006年7月及び2008年2月にトゥングラウア山が大・中規模の爆発型
噴火を繰り返し、火砕流、降灰等の影響で死者を含む多数の被災者を
出す大被害をもたらしました。現在も、噴煙を伴う活発な火山活動が
続いています。同火山周辺地域に渡航を予定されている方は、その是
非を含めて自らの安全について真剣に検討され、やむを得ず渡航され
る際には、事前の情報収集等安全対策を十分に講じるようお勧めしま
す。この地域の最新詳細情報については、在エクアドル日本国大使館
に確認してください。
また、エクアドルには、上記トゥングラウア火山以外にもスクンビ
オス県とナポ県の県境に位置するレベンタドール山など、多数の活火
山がありますので、火山噴火活動に関連した報道等により事前の情報
収集を行う等十分注意してください。

(3)スクンビオス県南部・オレジャアナ県北部のナポ川周辺の一部地域及
びオレジャアナ県フランシスコ・デ・オレジャアナ市、エスメラルダス
県南部、首都キト市及びグアヤキル市、ロハ県サポティージョ市南部、
モロナ・サンチアゴ県のチウィンサ市郊外及びサン・ファン・ボスコ市
郊外、サモラ・チンチペ県エル・パングイ市郊外
:「十分注意してください。」
(イ)スクンビオス県南部・オレジャアナ県北部のナポ川周辺の一部地域
及びオレジャアナ県フランシスコ・デ・オレジャアナ市
同地域は、ナポ川を中心としたジャングルツアー等の観光化が進み、
民間警備会社による警備対策措置により治安の改善がみられます。渡
航・滞在に際しては、あらかじめ現地の治安に関する情報収集等を行
った上で、信頼できる旅行業者を通じ、現地ガイドの指示に従って行
動するよう心掛け、単独行動は控えてください。
2009年8月には、オレジャアナ県で、部外者の進出に反対する先住
民族により入植者家族3人が計18本のやりを突き刺され殺害される事
件が発生しています。
(ロ)エスメラルダス県南部
同県南部は海岸地方を中心に観光化が進み、これと併せて警察及び
民間警備会社による各種治安対策の推進により治安の改善がみられま
す。一方、依然として窃盗等の一般犯罪の発生が散見されますので、
渡航・滞在される方は、十分注意してください。
(ハ)首都キト市及びグアヤキル市
エクアドルにおける犯罪の大半は両市で発生しています。近年は凶
悪化の傾向にあり、これらの被害は日本人を含む外国人にも及んでい
ます。
2009年8月には、夜間、キト市内の公園を横断しようとした日本人
旅行者が強盗に襲われ重傷を負いました。公園は日中でも犯罪が発生
していますので注意が必要です。
また、キト市では偽タクシーによる強盗事件が増加しているため、
タクシーを利用する際は営業許可を取得したタクシー(車体は黄色で
両サイドのドアに所属先のタクシー組合名が書かれている。営業車両
用のオレンジ色ナンバープレートを装着している。市が発行する、登
録番号が記載された赤色のステッカーが左右ドアに加え、フロントガ
ラス、リアガラスに添付されている。)であることを確認してくださ
い。
タクシー関係では、グアヤキル市でも、2010年1月2日、日本人夫婦
が乗ったタクシーに強盗2人組が乗り込み、被害者を殴打した上、所
持品を強奪する事件が発生してます。そのほか、全国的にタクシーを
使った強盗及び短時間誘拐が発生していますが、特にグアヤス県で多
発しています。主な犯行の手口は、車中で現金を強奪する、キャッシ
ュディスペンサーや自宅まで連行され可能な限りの現金を強奪される
等です。このため、滞在や観光に当たっては事前に現地の治安情報を
収集し、危険な地区には立ち入らない等、十分な注意が必要です。ま
た、これら都市部においては過去に政治目的によるとみられる爆弾事
件も起きています。
以上のことから、同地域に滞在及び渡航される方は治安情勢の推移
に十分注意してください。また、首都キト市と地方都市とを結ぶ主要
幹線道路はしばしば先住民組織等により封鎖されますので、滞在及び
渡航される方は、当国道路事情等の情報収集に努めてください。
(ニ)ロハ県サポティージョ市南部、モロナ・サンチアゴ県チウィンサ市
郊外及びサン・ファン・ボスコ市郊外、サモラ・チンチペ県エル・パ
ングイ市郊外
エクアドル南部のロハ県サポティージョ市南方の山間部、モロナ・
サンチアゴ県チウィンサ市郊外及びサン・ファン・ボスコ市郊外並び
にサモラ・チンチペ県エル・パングイ市郊外では、ペルーとの国境紛
争当時に敷設された対人地雷(合計約1万個)が未処理のままとなっ
ています。道路並びに市街地は安全が確認されており、専門チームに
よる除去作業も進んでいますが、触雷の危険を避けるため、これら地
域の山林や農地には不用意に立ち入らないようにしてください。
2009年には、モロナ・サンチアゴ県及びパスタサ県において、数体
の首無し死体が発見されましたが、様々な状況から、切断された首は
現地シュアル族の間に伝わる方法で干し首にされ、インターネット販
売されている可能性があるとみられています。

3.滞在に当たっての注意
エクアドルに滞在される方は、次の事項に留意して行動し、危険を避け
るようにしてください。また、外務省、在エクアドル日本国大使館、現地
関係機関などから最新の情報を入手するよう努めてください。
(1)渡航者全般向けの注意事項
(イ)日本人の犯罪被害状況では、公園やレストランにおける置き引きや
バス内におけるスリなどの窃盗被害が後を絶ちません。また首絞めや
銃器使用等凶悪な手口の強盗事件も増加していますので、滞在に際し
ては十分な注意が必要です。
(ロ)夜間の単独行動は極めて危険です。また、一般市民でも銃器を所持
している場合がありますので、トラブルや犯罪に巻き込まれないよう
に注意が必要です。
(ハ)デモや道路封鎖の行われている場所等には決して近づかないように
してください。仮にそのような事態に遭遇した場合には、速やかにそ
の場所から退避してください。
また、爆発事件があった際は絶対に現場に近づかないでください。
時間差により仕掛けられた時限装置等により、更に大きな爆発が起こ
る可能性があります。
(ニ)首都キト市のマリスカル・スクレ国際空港周辺では、降雨等の影響
により、夜間から早朝にかけて濃霧が発生します。このため、空港閉
鎖による離発着禁止、長時間の遅延、グアヤキル国際空港等への到着
地変更等、航空ダイヤの乱れが頻繁に発生しています。航空便利用に
際しては、濃霧の影響を受けやすい早朝及び夜間の離発着便をできる
だけ避けるとともに、航空ダイヤの乱れ等を考慮し、余裕を持った滞
在日程を組むよう心掛けてください。

(2)観光旅行者向けの注意事項
(イ)陸路によるエクアドルへの出入国及び国内における長距離の移動は、
犯罪や交通事故被害、出入国に伴うトラブルに遭う等の危険性があり
ます。空路を利用した移動をお勧めします。2010年1月には、マナビ
県バイア・デ・カラケス及びポルトビエット間をバスで移動していた
日本人を含む乗客が、乗客を装った強盗グループに金品を強奪される
事件が発生してます。また、近距離移動に際しても、信頼できる人の
運転する自家用自動車又は登録された正規タクシーを利用してくださ
い。
(ロ)宿泊価格の低廉(おおむね一泊10ドル以下)なホテルやオスタル
(簡易宿)では安全対策が不完全なところが多く、宿泊した邦人の盗
難被害が発生しています。中には従業員自らが犯行に加わっていると
思われるケースもあることから、十分信頼のおける宿泊施設を選択す
ることが大切です。
(ハ)エクアドルにおいて登山を予定されている方は、十分な装備を準備
の上、経験を有し信頼できるガイドを選択するようにしてください。
また、在エクアドル日本国大使館にも登山計画書を提出又は登山する
旨を連絡してください。
(ニ)ガラパゴス諸島周辺の海域の水温は、フンボルト海流の影響により、
非常に低い状態です。シュノーケリング及びスキューバダイビングを
予定されている方は、ウェットスーツを着用するなど十分な装備を準
備の上、体調管理に十分留意してください。

(3)長期滞在者向けの注意事項
エクアドルに滞在中の方は、テレビ、ラジオあるいは新聞報道に常に
関心を払い、情勢の把握に心掛けてください。加えて下記事項にも十分
留意の上行動してください。
(イ)現地に3か月以上滞在される方は、緊急時の連絡等に必要ですので、
到着後遅滞なく在エクアドル日本国大使館に「在留届」を提出してく
ださい。また、住所その他の届出事項に変更が生じたとき又はエクア
ドルを去る(一時的な旅行を除く。)ときは、必ずその旨を届け出て
ください。なお、在留届の届出は、在留届電子届出システム(ORRネ
ット)( http://www.ezairyu.mofa.go.jp/ )による登録をお勧めし
ます。また、郵送、FAXによっても行うことができますので、在エク
アドル日本国大使館に送付してください。
(ロ)外出の際には身の周りの安全について十分注意し、犯罪に巻き込ま
れないよう注意してください。
(ハ)自宅や職場の周辺に於いて不測の事態が発生した,あるいはその発
生の可能性が高いと思われるときには在エクアドル日本国大使館に直
ちに御連絡ください。
(ニ)火山活動等の自然災害及び長期にわたるストライキ、騒乱等市民生
活に支障が生じる事態に備え、あらかじめ食料品、飲料水、燃料等生
活必需品を備蓄しておくようお勧めします。
(ホ)その他不明・不安な点がありましたら、御遠慮なく在エクアドル日
本国大使館に御相談ください。
なお、隣国のコロンビア及びペルーには各々別途「危険情報」が発出
されていますので御留意ください。

(問い合わせ先)
○外務省領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐に関する問い合わせを除く)
住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
電話:(代表)03-3580-3311(内線)5140
○外務省領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐に関する問い合わせ)
住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
電話:(代表)03-3580-3311(内線)3679
○外務省領事サービスセンター(海外安全担当)
住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902
○外務省 海外安全ホームページ: http://www.anzen.mofa.go.jp/
http://www.anzen.mofa.go.jp/i/ (携帯版)
○在エクアドル日本国大使館
住所:Avenida Amazonas y Calle Arizaga, Edf. Amazonas Plaza,
Piso 11, Quito, Ecuador
電話: (+593-2) 227-8700
FAX : (+593-2) 244-9399
ホームページ: http://www.ec.emb-japan.go.jp/

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