アルゼンチン危険情報
●首都ブエノスアイレス市の周辺都市
(首都中心部から約40kmの範囲内。首都ブエノスアイレス市は除く。)
:「十分注意してください。」(継続)


☆詳細については、下記の内容をよくお読みください。
1.概況
アルゼンチンでは、2001年末の深刻な政治・経済危機以降、デモ、道路
封鎖、略奪等が多発するとともに、一般犯罪も増え、治安状況は著しく悪
化しました。その後、景気の持続的回復に伴い失業率が減少したことを背
景として、治安状況は危機当時より回復したとはいえ、引き続き一般犯罪
を中心に犯罪が多発しています。報道によると、再び治安が悪化しつつあ
ると感じているブエノスアイレス市民の割合が増加傾向にあります。特
に、首都ブエノスアイレス市の周辺都市(首都中心部から約40kmの範囲
内。首都ブエノスアイレス市は除く。)では、強盗や盗難事件等が頻発し
ており、殺人や金銭目当ての誘拐等の凶悪な犯罪も発生しています。
2.地域情勢
(1)首都ブエノスアイレス市の周辺都市
(首都中心部から約40kmの範囲内。首都ブエノスアイレス市は除く。)
:「十分注意してください。」
首都ブエノスアイレス市に隣接した地域にはビジャ(villa)と呼ば
れ、警察官でも近づくのを避けたがるスラム街が多数存在し、殺人、誘
拐、強盗といった銃器を使用した凶悪犯罪が日常的に発生しています。
この地域のスラム街には絶対に近づかないでください。また、この地域
(スラム街は除く)に立ち入る場合は、現地の治安情報に注意してくだ
さい。
(2)首都ブエノスアイレス市
ブエノスアイレス市には危険情報は発出されていませんが、市内で
は、従来から観光客を狙った盗難事件等が頻発しており、日本人観光客
の被害報告も大使館に寄せられていますので、安全対策には十分留意し
て行動してください。失業者等からなるいわゆる「ピケテーロ・グルー
プ」による抗議行動等が、市内のいずれかの場所で散発的に発生するこ
とがありますので、特に盛んに行われる五月広場、国会議事堂前広場、
オベリスコ周辺、労働省前等に行く場合には、事前にデモ等が行われて
いないか確認してください。
市内のアウトピスタ(autopista)と呼ばれる高速道路より南部の地
域には、ビジャ(スラム街)が散在するため、付近のホテル等には宿泊
しないようお勧めします。また、中心部ではレティーロ駅裏周辺にビ
ジャが存在するため近づかないよう十分注意してください。
3.滞在に当たっての注意
滞在中は下記の事項に十分留意して行動し、危険を避けるようにしてく
ださい。また、外務省、在アルゼンチン日本国大使館及び現地関係機関等
より最新の情報を入手するよう努めてください。なお、防犯、トラブル回
避の対策については《安全対策基礎データ》を御参照ください。
(1)渡航者全般向けの注意事項
(イ)日本人の被害状況としては、空港・公園・道路上・公共交通機関等
でのわずかな隙を狙ったひったくりや置き引き、「マスタード強盗」
等が引き続き報告されています。このため、所持品には常に注意を払
うとともに、人前で現金又は財布を見せたりしないようにしてくださ
い。また、不要な現金は持ち歩かないほか、カードと現金は分けて持
つようお勧めします。
タクシーの運転手が絡んだ強盗は減少していますが、流しのタクシ
ー利用は避け、レミース(REMIS)と呼ばれるハイヤーを利用するよ
うお勧めします。(レミースは一般のタクシーより若干割高ですが、
短距離でも利用でき、ホテルのフロント等で依頼できます)。
(ロ)アルゼンチンでは、滞在中の外国人がパスポートを常時携行する義
務はありません。このため外出の際は、暴動発生時の検問等、パス
ポートの提示を求められる可能性が予想される場合を除いて、パス
ポートのオリジナルではなく、コピーを携行するようお勧めします。
(ハ)銀行のATMから現金を引き出す際は、なるべく昼間の人通りの多い
時間に利用するとともに、引き出した現金はすぐに財布等にしまった
上で、よく周囲に注意を払い、大金を持っている素振りを見せないよ
う注意してください。
(ニ)路上で麻薬を売りつけてくることがありますが、麻薬所持は厳しく
罰せられますので、決して購入しないでください。実際に日本人が麻
薬所持で身柄を拘束されたケースもあります。
(ホ)アルゼンチンでは、銃器が大量に出回っていますので、万一強盗事
件に遭遇した場合には、犯人が銃器を携行している可能性を念頭にお
き、絶対に抵抗をせず冷静に行動することが肝要です。
(へ)短時間誘拐事件(通常、被害者を一時的に拘束し、比較的少額の現
金を要求し、現金を入手した後に解放するもので、誰でも被害者にな
り得る。)が多発しており、現在のところ日本人が被害に遭った例は
確認されていませんが、十分な注意が必要です。
(ト)誘拐から自分自身と家族の安全を守る心構えとして、誘拐の被害を
未然に防ぐため、「目立たない」、「用心を怠らない」、「行動を予
知されない」の三原則を念頭に、日常における予防を忘れないでくだ
さい。また、「通勤時間や経路を変更する」、「外出や帰宅時に、不
審者や不審車両が見あたらないかチェックする」等の注意が必要で
す。また、短時間誘拐に対する注意事項としては、これらの未然防止
策のほか、キャッシュカードやクレジットカードを必要時以外持ち歩
かず、万一拘束されたら犯人の指示に従い、むやみに抵抗しないこと
が肝要です。(誘拐対策の詳細は「海外における誘拐対策Q&A」
http://www.anzen.mofa.go.jp/pamph/pamph_04.html )を参照して
ください。)
(2)短期渡航者向けの注意事項
(イ)エセイサ空港から市内への移動の際に、流しのタクシーでの支払い
等のトラブルが多発しています。このため、可能な限り旅行会社等を
通じて送迎を依頼する又は空港内にある比較的安全なレミース(ハイ
ヤー)を利用するようお勧めします。
(ロ)レストランや電話局(ロクトリオ)、インターネットカフェ(シー
ベルカフェ)では、椅子にかけたり、テーブルの下に置いたバッグが
わずかな隙に盗まれる事件が頻発していますので、貴重品は必ず身に
つけ、持ち物から目を離さないよう注意してください。
(ハ)ブエノスアイレス市内セントロ地区のサン・マルティン広場、五月
広場、フロリダ通り、オベリスコ等の観光名所では、観光客を狙った
と思われる、いわゆる「マスタード強盗」等の盗難事件が発生してい
ます。その手口としては、被害者が気づかないうちに、背後等から汚
臭のする液体(黒色系の原油のようなもので容易には拭き取れない)
を衣服等にかけ、数人の男女が親切を装って拭く振りをして近づき、
油断させた隙にパスポートや金銭等を抜き取り、あるいはバッグごと
奪い去るというものです。対策としては、カメラやガイドブックは隠
す等、観光客であるとわかる立ち居振舞をできるだけ控え、時々後ろ
を振り返る等油断をせず、不審な人物が近づいてきたり液体をかけら
れたりしても相手にせず、その場から素早く立ち去るようにしてくだ
さい。
(ニ)ブエノスアイレス市内レティーロ駅では、最近、犯罪グループによ
るひったくりや置き引きが多発しています。また、ボカ地区のボカ
ジュニアーズ・スタジアム(サッカー競技場)付近では、旅行者が暴
漢に襲われる被害が発生していますので、同地区では、人通りの少な
い場所にはなるべく立ち入らないよう十分注意してください。
(ホ)日本の旅行案内書に記載されている格安ホテルにおいて、宿泊客の
部屋からカバン等が盗まれる事件が多発していますので、安全面の
しっかりしたホテルに宿泊するようお勧めします。また、格安ホテル
備え付けの「情報ノート」に紹介されている旅行会社を通じて購入し
た格安航空券で、フライトの変更がきかない又は払い戻しができない
等のトラブルが発生していますので、注意してください。
(ヘ)不測の事態が発生したときには、本邦留守家族等の依頼を受け、在
アルゼンチン日本国大使館より安否確認の連絡をする場合があります
ので、滞在先等は必ず留守家族に連絡しておく等、常に所在を明確に
しておいてください。また、事件・事故等不測の事態が発生した場合
は、必ず在アルゼンチン日本国大使館へ連絡してください。
(ト)盗難被害に遭った際又は物品を紛失した際は、管轄の警察署で各種
証明書(盗難証明書、紛失証明書)を取得してください。所轄警察署
がわからない場合は、観光警察(住所:Av. Corrientes 436、電話:
〔54-11〕4346-5748、0800-999-5000〔アルゼンチン国内フリーダイ
ヤル〕24時間対応、英語可)に連絡してください。
(3)長期滞在者向けの注意事項
(イ)現地に3か月以上滞在される方は、緊急時の連絡などに必要ですの
で、到着後遅滞なく在アルゼンチン日本国大使館に「在留届」を提出
してください。また、住所その他の届出事項に変更が生じたとき又は
アルゼンチンを去る(一時的な旅行を除く)際には、必ずその旨を届
け出てください。在留届の届出は在留届電子届出システム(ORRネッ
ト、 http://www.ezairyu.mofa.go.jp/ )による届出をお勧めしま
す。また、郵送、FAXによっても行うことができますので、在アルゼ
ンチン日本国大使館まで送付してください。
(ロ)外出の際には、身の周りの安全に十分注意してください。特に、テ
レビ・ラジオ等で市中の治安状況に注意するとともに、抗議デモや道
路封鎖等が住居の近くで発生している場合には外出を控えるようお勧
めします。
(ハ)最近、電話で「お宅の子供を誘拐した。」、「御主人が交通事故に
遭った。」などと脅し、動揺した隙につけ込んで現金をだまし取る手
口が発生していますので、不審な電話を受けた際は、相手の名前・所
属・電話番号を確認するとともに、本人と連絡をとる等、安否を確認
するようにしてください。
(ニ)非常事態が発生したと思われるような場合や、外出中に不測の事態
に遭遇した場合は、自宅か職場(旅行者の場合はホテル)等の安全な
場所に戻り、事態が静まるまで待機してください。自宅や職場(旅行
者の場合はホテル)等の周辺で不測の事態が発生した場合は、在アル
ゼンチン日本国大使館に連絡してください。
(ホ)噂やデマ等の未確認情報に惑わされず、正確な情報の入手に努めて
ください。
4.なお、隣国のブラジル、パラグアイ及びボリビアには、各々「危険情
報」が発出されていますので御留意ください。
(問い合わせ先)
○外務省領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐に関する問い合わせを除く)
住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
電話:(代表)03-3580-3311(内線)5140
○外務省領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐に関する問い合わせ)
住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
電話:(代表)03-3580-3311(内線)3496
○外務省領事サービスセンター(海外安全担当)
住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902
○外務省 海外安全ホームページ: http://www.anzen.mofa.go.jp/
http://www.anzen.mofa.go.jp/i/ (携帯版)
○在アルゼンチン日本国大使館
住所:Bouchard 547 Piso-17, Buenos Aires, Argentina
電話: (54-11) 4318-8200
FAX : (54-11) 4318-8210
ホームページ(日本語版): http://www.ar.emb-japan.go.jp/index_j.htm
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